年が明けても汚い水道屋

S「人権は生まれながらに備わったものなのかどうか?これ、実は証明難しい。一説によるとキリスト教思想から来ているとも(天賦人権論)。小生は虚構で大いに結構と思う。世界70億人の大半を納得させられるのはこれしかないからだ。数学・物理を見よ、点・質点という虚構設定であれほどの発展を見たのだ」

 

T「これ回答不可能だよね。

「普遍主義」はキリスト教由来とも言われているけれども、それ以前のプラトンの「イデア」にもその萌芽はあるし、さらに彼以前のデモクリトス(前5世紀)は、すでに自国(都市)の利害に執着しない世界市民主義や、都市ポリス間の戦争に対する反戦思想を宣言しているからね。」

 

あれ普遍主義なんてありもしないんじゃなかったっけ?

思い出せよ以前のお前らの会話を。

 

S「ルネサンスのまとめ方、なんだっけ、忘れちゃったけど何と何のシンクロ??あれはおそらく陰謀論かな」


シンクロニシティーとシンクレティズムの違いも分からん奴に説明すら無駄だろう。

 

T「わかりません。考えられるのは、復活したギリシア・ローマ的価値観とキリスト教のシンクロ?イタリア・ルネッサンスでは、少なくとも公然と無神論はテーマにはならなかったから。」

 

だからルネサンスとフリーメイソン抜きに普遍主義は語れないって。

 

「それ以前のプラトンの「イデア」にもその萌芽はあるし」って、俺がちょっとプラトンのイデアって言えば、キリスト教以前のプラトンを出して来るし、後出しジャンケンはまずいぜ、大体人権、普遍主義って一足飛びに生まれると思うか?

加藤周一氏とか辻邦生氏がプラトンのイデアって言うのはネオプラトニズムの事だと思うぜ。

だから、ルネサンスがアルプスを越えてイギリス王立協会に至るまでにかなりの時間が経ってるのさ、普遍主義が醸成されるのにも時間は掛かっているのさ。


加藤周一氏の「日本人とは何か」
読んだ方がいいぞ!

 

「問題の外来思想は西洋思想であったが、いうまでもなく西洋はキリスト教世界であり、そのなかにプラトン的観念論を含む世界である。別のことばでいえば、その世界での価値概念乃至真理概念は、歴史的に、超越的なものとして成立しているのである。」

 

お里が知れますよ、あぁもう知れてるか!